令和7年3月23日政治と金について

 政治資金パーティーキックバック問題で始まった今回の「政治と金」の話は、いまだその根は深く、国民が納得する結論を出した国会議員もいない中にあります。そうした状況下で、石破総理が新人議員に対し、10万円の商品券を配るという行為は、法律的に良い悪いや原資(金の出所)の問題ではなく、今その行為が国民にどう捉えられるか、どう見られるかを考えれば、簡単に判断できる問題であるはずです。それすらわからなくなっている現状は極めて深刻です。

 もしこれが、新人議員に対する歴代総理の慣例であるのならば、即刻やめるべきであります。そして、前回の総選挙で与党が過半数割れを起こした原因が何であったかを、今一度思い出さなければなりません。

 このままでは、国内政治が安定するどころか、感覚のずれた政治家が増えるたびに国民生活は苦しくなっていきます。それを「政治が悪いからだ」と有権者は言いますが、その政治家を選んだのは他ならぬ自分自身である、ということに気づかない限り、悪循環な政治は続いていきます。

 そして結局、国民は「誰が政治を行なっても、政権が変わっても何も変わらない」という感覚が当たり前になってしまっている現状を解決するためにも、国民一人ひとりが政治に強く関心を持ち、国を害する、国民の生活を脅かす政治家を排除し、政治家と国民が団結して国家を良くしていくという思いで政治を押し進めていくことが、大切ではないかと我々菊守青年同盟は考えております。

 世界情勢が目まぐるしく変わる中、個々の政治家の国内の小さな問題にとらわれていては、国対国の大きな問題が起きたときに対処ができないばかりか、相手に呑み込まれ、国家・国民を失うことになるという事実を、政治家はもっと真剣に考えるべきであります。

 国家に力がなくなれば国が奪われるということは、史実(歴史)が証明していることであり、一日も早く国家・国民を守るための憲法を改正し、国民総意で戦える国家を作り上げ、国力を付けることにより、国民の生活にも変化が起こるということを基本と捉え、国家の行く末や未来を担う子どもたちのことを真剣に考えていただきたいのであります。

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